しかし、購入したThe Crewであるが、大正解であった。少なくとも購入した金額分の満足度はあった。
ストーリーは19時間程度で終わった。長くも短くもなく丁度いい感じ。しかし、ストーリーそれ自体よりも、ストーリーを先に進めるためのストーリーミッションがある地点までドライブすることが面白かった。
ちなみに、英語字幕・英語音声で遊んだので、私の英語力ではストーリーが面白かったのかどうかはよくわからず。レース中とか、現場に急行しているときにも普通に会話が起こったりするので、字幕が出ているといってもなかなか集中して読むこともできず、会話を理解しづらい。
マップに関しては、ETSシリーズのようなインディーではなく、大手のパブリッシャー(Ubisoft)が出しているゲームだから、やはり金がかかっているのだろうか、地形やら背景やらの作り込みがETSシリーズよりもかなり良いと感じる。
舞台はアメリカ合衆国であるが、American Truck Simulatorがまだごく一部の州しか走れないのに対し、The Crewは北米のアラスカを除くアメリカ合衆国すべてを走れる(はず。アメリカの地理には詳しくないので……)。もちろん、距離などは縮小されてはいるが。
アメリカの観光スポットなどにはLandmarkという地点があり、フリードライブでそこに行くとその地点を眺めるムービーが流れ、説明文を読むことができ、さらにお金や経験値を得られる。多少アメリカへの憧れがある私としてはこのLandmark巡りがかなり楽しかった。地理の勉強にもなる。総箇所数と行った箇所数も表示されるので、全部埋めたくなる。ただし、結構、数があるので、ある程度やると作業感が増してくる。
他のフリードライブ時の要素としては、隠された車のパーツがマップに落ちているので、それを集めると車がもらえるものだったり、マップの至るところにスキルチャレンジというちょっとしたミニゲームがあり、これらは収集したもの/していないもの、やったもの/やっていないものが表示されるので、やはりすべてコンプリートしたくなってしまう。
さらにこのゲーム、常にネット接続が必要ではあるのだが、そのおかげで、ドライブしていると他の人に出くわす。この要素は私のお気に入りである。長年MMORPGなどのネットゲームに入れ込んできた私としては、シングルプレイのゲームをやっていると寂しさを感じる。他のプレーヤーに出くわして、特に交流するわけではないのだとしても、プレイしているのは自分だけじゃないという軽い繋がりや安心感を得られる。もちろん、協力プレイやPvPもあるから、交流しようと思えばすることも可能だ。特に、警察と逃げる側に分かれて追いかけっこするモードは、かなり気楽に協力プレイができる。
他に中毒性の高い点として、RPG要素がある。プレイヤーのレベルだけでなく、各車にもレベルがある。しかも、同じ車でもStreet、Dirt、Perf、Raid、Circuitといった、クラスのようなものがあり、そのクラスそれぞれにレベルがある。英語の記事を参照したら、The CrewをcaRPG(carとRPGの造語)と呼んでいるものがあり、うまいなぁと思った。
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