Xperia X10 (SO-01B)をカスタムロム化(FeraLab v40)して復活させてみた

しばらくの間Nexus7やiPadをメインに使ってきたのですが、最近、電車通勤になり、タブレットは混雑した車内で使いにくいため、スマホがほしくなりました。また、最近ロードバイクが完成したので、ロードバイクに取付けてサイコン代わりにも使いたいです。新しくスマホを買うことも検討しましたが、お金がもったいないので、数年前までメインに使っていて、今は目覚まし専用になっていたXperia X10 (SO-01B)をまた使いはじめることにしました。しかし、なぜかGoogle mapに繋がらず。初期化してみてもダメ。動作も遅いし、試しにカスタムロムを入れてみることにしました。

選んだカスタムROMはFeralabのv40というもの。選定理由は、安定しているということで2chで評判が良かったため。

基本的に以下の記事を参考にやりました。

Xperia X10(SO-01B)にFeraLab GB v40を焼いてみた。 - Sayaka's Style -SsS-
Xperia X10(SO-01B)のroot取得、Bootloader unlock、Xrecoveryの導入 | ぺっぱーろぐ!

ちなみに私のXperia X10のFirmwareのバージョンは2.1-update1でした。
root化は既に済んでいました。
使用したFlashtoolのバージョンは0.9.18.4です。

BootloaderのUnlockではまる

はまったところは、X10 Bootloader Unlock ToolでのBootloaderのUnlock。
しかし、ごちゃごちゃやってたらできました。どれが当たったのかわかりませんが、やったことといえば、
・FlashtoolのインストールされたフォルダにあるdriversフォルダにあるFlashtool-drivers.exeを使って、Xperia X10関連のドライバをインストール
・一度初期化していたため、busyboxがインストールされていなかったのでインストール

なので、このどちらかが当たったのだと思います。

FlashtoolでもBLUというメニューがあり、それを押すとBootloaderのアンロックができそうな雰囲気があったので、X10 Bootloader Unlock Toolでやる前に試してみたのですが、"Your phone bootloader cannot be officially unlocked"と言われてできず。

xRecoveryのインストールではまる

xRecoveryをFlashtoolでインストールしようとしたら"To be implemented"と言われて何もできず。Changelogをみたら、どうやらバージョン0.9.11でインストール機能が一旦無くなったっぽい。

Flashtoolの過去バージョンは公式サイトでは置いておらず。xRecoveryそのものはXDAにありますが、最新版の0.3-releaseGBというバージョンしかなく、Requiromentsに2.3 STOCK ROMと太字で書いてありました。STOCK ROMとはカスタムではない公式のROMのことらしい。私の現在のAndroidバージョンは2.1なんですが、これに対応した過去バージョン(GB用ではない0.3-release)へのリンクはXDAからは消えていました。なぜこの界隈の人たちは過去のバイナリをアーカイブしないのか。

仕方がないのでちょっと出処が怪しいけれど、mediafileにうpられていたxrecovery-0.3-release.apkを入れてみました。以下のリンクです。一応いくつかの日本語記事がここからダウンロードという風に言及していました。
xRecovery-0.3-release

ダウンロードしたapkをSDカード内に配置し、XperiaでES File Explorerをインストールして、apkをインストールしました。これでxRecovery Installerがインストールされましたが、xRecovery Installerを実行してもうまくインストールできず。

cp: Can't create '/system/bin/xrecovery.tar': Read only file system.
とかエラーが出る。

解決方法は以下のコメント#10で見つけました。
Xrecovery won't install. | Android Forums

ES File ExplorerのメニューにあるRoot ExplorerというToolをONにして、Superuserで権限を与えます。Root Explorerをタップすると、Mount R/Wというのが出てくるので、これで/systemをROからRWにします。このあとにxRecovery Installerでインストールを実行すると、成功しました。これでひとまず、今の環境をバックアップしておきました。

が、結構苦労したxRecoveryのインストールはどうやらいらなかったっぽいです。FeraKernelのtftを焼いて起動したら、xRecoveryじゃない別のやつ(CWM)が立ち上がりました。まぁ、そんな気もしてましたが。

このあとは最初に紹介した記事の手順どおりにやればほぼ問題なくできました。違った点は、カスタムロムのファイル名がFeraLab-v40-GB_ROM.zipじゃなくてFeraLab-v40_GB_Firmware.zipだった点と、CWMの項目内のFormat/systemを実行しろと書いてあるがそんなもの見つからなかったという点。Fromat/systemが見つからなかった件はそのままスルーしましたが、特に問題なくインストール完了しました。

スクリーンショット

デフォルトのホーム画面はこんな感じ。

アプリ

デフォルトで入っている壁紙に著作権に引っかかりそうなものなどがあっておもしろい。

Xperia X10でもAndroid MarketではなくGoogle Playが使える!

Google mapをインストールしたらちゃんと動きました。よかった。

サイコンアプリのRuntastic Road Bikeも動作しました。


端末情報

感想

慣れないことだったので休日をほぼまる1日潰してしまいました。1,2万払えば最近のAndroidが入った端末を買えるわけですが、私が休日1日で産み出せる金額なんて今のところ100円もなさそうですから、今回のように古い端末を復活させるほうがやはりお得だったかなと思います。動作も公式のAndroid 2.1だったころより快適になった気がしますし、まだしばらく使い続けられそうです。

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