そこで、ここではESOを始めるにあたって最初に何を買うべきか、そしてさらにDLCは何を買うべきかの指針となる情報を提供したい。
ベースゲームの購入
- Standard Edition $19.99
- Summerset Digital Standard Edition $39.99
- Summerset Digital Collector's Edition $59.99
- The Elder Scrolls Online Collection $79.99
値段は2018年12月3日時点のZOSのESO公式サイトの価格(グローバル版)、またはDMM.comの価格(日本語版)である。
グローバル版か日本語版か
まず、グローバル版にするか、日本語版にするかという選択があるが、私は英語がオリジナル言語のゲームは(言葉が理解できなくとも)英語でやりたい派のため、何の迷いもなくグローバル版を選択した。グローバル版と日本語版の各エディションの比較であるが、まず、グローバル版の「Standard Edition」は、実はベースゲームとMorrowindのセットである。一方、日本語版の「エルダー・スクロールズ・オンライン 日本語版」というのは、Morrowindは入っていない。それを考慮に入れると、グローバル版の「Standard Edition」は日本語版と比べて値段的にかなりお得である。一方、Summersetとセットになった方の通常版、またはコレクターズ版は、グローバル版との価格の開きはそれほどない。
そして、グローバル版にはさらに「The Elder Scrolls Online Collection」という、ベースゲーム+最初の4つのDLC+Morrowind+Summersetがセットになったエディションがある。価格は約$79.99と強気だが、実は、たまにセールで半額になる。私が購入したときは$39.99であった。こうなると、クラウンストアでDLCを買い揃えたときと比べると破格である。そのため、ESO Plus(月額サービス)に加入せずに月額無料で遊びたい人にはおすすめである。逆に、ESO Plusに加入しているとDLCがその間だけ全開放されるので、ESO Plusに常時加入するつもりなら、DLCが付属しているエディションを買うメリットはあまり無い。
Steam版か非Steam版か
日本語版を選択した場合にはDMM版一択であるが、グローバル版を選択した場合には、さらにSteam版か、Steamを通さないZOS直のものかという選択肢がある。これについては、特にこだわりがないならばZOS直のものがオススメである。なぜかというと、Steam版はSteamを通す分、トラブルが起きやすいからである。実際、Steam版はうまくゲームにログインできないといったトラブルが過去に起きていたようである。ちなみに、私はZOS直のバージョンを購入し、非SteamゲームとしてSteamに登録し、Steamから起動している。なぜかというと、SteamのFPS表示機能が気に入っているからである。DLCの購入
ESOにはベースゲームに加えて、DLCがたくさんある。そのため、どのDLCが必要で、どのDLCが不要か、最初はよくわからないものと思う。そのため、ここでは自分にどのDLCが必要か判断するための情報を提供したい。ちなみに、DLCとは別にチャプターというものがある。チャプターは実質的にはDLCなのであるが、チャプターとして分類されているものは、ESO Plusに加入しても開放されない、クラウンストアで購入できない、という特徴がある。かつてのチャプターであるMorrowindは、次のチャプターであるSummersetが出たときに、DLCに格下げとなった。
各DLCは基本的にクラウンストアという課金ショップでクラウンという通貨を使って購入することになる。例外として、ベースゲーム購入時についてくるものや、デイリーログインリワードとして入手できることもある。
最初の4つのDLC(Imperial City、Orsinium、Thieves Guild、Dark Brotherhood)はESO Collectionに付属している。また、Morrowindはグローバル版のStandard EditionとESO Collectionに付属している。クラウンストアで購入するよりも、ベースゲームと一緒に購入したほうがお得なので、確実に必要と思われる場合はベースゲームと一緒に買ってしまった方が良い。
Murkmireは2018年11月のデイリーログインリワードで入手できた。
各DLCは、それぞれの配信時期から1年ごとにイベントを開催するとともにセールになったり、ブラックフライデーなどの時期にセールになったりする。そのため、少しでもお得に購入したい場合には、セールになるのを待ったほうが良い。
また、クラウンを購入するときにはクラウンのみで購入することもできるが、ESO Plusに加入するとクラウンも付いてくるので、ESO Plusに加入することによって必要な分のクラウンを取得したほうがお得かもしれない。
DLCの種類
DLCは大別して、ワールドマップ上で行けるところが増えるDLC(以下、Zone DLC)か、ダンジョンが追加されるだけのDLC(以下、Dungeon DLC)に分けられる。Zone DLCはマップ上に行ける地域が増えるのに加え、多数のクエストが追加され、DLCによっては新たなスキルラインやダンジョン、トライアルなども追加される。一方、Dungeon DLCはダンジョンが2つ追加されるだけである。購入せずにESO Plusでやり尽くせることも
ESO Plusに加入するとDLCが全開放されるので、そのDLCでやりたいことが限定的な場合(例えばクエストを一通りやりたいだけとか、ダンジョンを1週したいだけなど)は、ESO Plusに加入している間にやり尽くしてしまい、DLCの購入はしない、というのも選択肢の一つである。実は2018年11月のClockwork Cityのイベントの時期に、誰でもClockwork CityのDLCにアクセスできるようにと、ESO Plusのフリートライアルが1週間あったのだが、私はその間にClockwork Cityのクエストをすべてやり尽くしてしまった。そのときClockwork CityのDLCはセールになっていたので、元々はESO Plusのフリートライアルが終わったあとに購入するつもりであったのだが、クエストをやり尽くしてしまったので結局購入しなかった。
個別のDLCについて(Zone DLC)
Imperial City 2500クラウン
これはZone DLCの中でも異質の存在である。Imperial CityはPVPエリアであるCyrodiilの中にあるので、PvPが主体となっているが、ストーリークエストもある。しかし、ストーリークエストをやってみたところ、ボスがやけに強く、ソロでは相当ビルドを詰めないと太刀打ちできそうにない。だから、Imperial Cityのストーリークエストはグループ用のコンテンツだと思った方が良いし、実際に公式もそう名言しているようである。もちろん、他の人が援軍として来てくれれば良いのだが、一番古いDLCであることと、わざわざCyrodiilを通過しないと来られないというアクセス性の悪さから、イベントでもない限り人がほとんどいない。さらに、人が来たとしてもPvPエリアであるために、自分と違う所属の人が来てしまうと逆に攻撃されてしまうこともある。そのため、このDLCはカジュアルなソロプレイ志向の人には全く向かない。一緒にプレイする人がいる人は購入してもいいだろう。Orsinium 3000クラウン
ソロ向けのクエストが主体となっているため、ソロプレイ志向の人にはオススメである。ただし、スキルラインの追加などは無いので、価格が個別に買うと割高に感じる。購入するなら、ベースゲーム購入時にESO Collectionを選択するか、最初の4つのDLCがパックになったGuilds and Glory: The 4-DLC Mega-PackというDLC(5500クラウン)を購入するのがオススメである。Thieves Guild 2000クラウン
これもソロ向けのクエストが主体となっているため、ソロプレイ志向の人にオススメである。また、Thieves Guildのスキルラインが追加される。これは、犯罪がバレたときにかかる懸賞金が時間経過で減る額が増えたり、盗品を売るときの値段が上がったり、20時間に1回ガードに見逃してもらえるなどの便利なスキルが揃っているため、犯罪で金策したりする人にはかなりオススメである。ただし、ストーリークエストを進めるにはThieves Guildのスキルを上げる必要があり、そのためにはデイリークエストをこなさないといけないので結構面倒くさい。
Dark Brotherhood 2000クラウン
これもソロ向けのクエストが主体となっており、ソロプレイ志向の人にオススメである。また、Dark Brotherhoodのスキルラインが追加される。これには、Blade of Woeという、NPCや人型の敵に背後からスニークで近づくと一撃で仕留めることができるスキルがあり、これが非常に爽快、かつ便利である。さらにもう一つ特筆すべきスキルがShadow Riderというパッシブスキルで、これはマウント騎乗時に、敵の感知範囲が50%になるという優れものである。これを習得すると、フィールドでほとんどの敵をスルーできるので、かなりオススメである。さらに、どうやらガードの感知範囲も50%になるようなので、街で騎乗しているとガードに捕まりにくくなる。
このDLCについてもThieves Guildと同様、ストーリークエストを進めるにはDark Brotherhoodのスキルを上げる必要があり、そのためにデイリークエストや何度でも繰り返し可能なクエストをこなさないといけないので結構面倒くさい。
Clockwork City 2000クラウン
ソロ向けのクエストが主体となっているため、ソロプレイ志向の人にオススメである。ちなみに、ストーリーはDaedric War Storylineと言われる一連のストーリーの一部になっており、時系列的にMorrowindのメインストーリーの後、Summersetのメインストーリーの前の話になっているため、ストーリーを楽しみたい人は、Morrowind>Clowckwork City>Summersetの順番でプレイした方が良い。スキルラインの追加は無い。
Morrowind 3500クラウン
かつてのチャプター。やはり、ソロ向けのクエストが主体となっているため、ソロプレイ志向の人にオススメである。注意しなければならないのは、DLC単体で購入すると、チャプターの頃に付属していた動物と一緒に戦えるクラスであるWardenクラスが別売り(1500クラウン)なことである。そのため、3500クラウンだと割高に感じる。ちなみに、グローバル版のStandard EditionやESO CollectionにはWardenクラスは付属している。Murkmire 2000クラウン
筆者は2018年11月のデイリーログインリワードで入手したが、未プレイ。やはり、他のZone DLCと同様、ソロ向けのクエストが主体となっているため、ソロプレイ志向の人にオススメであろうと思う。Dungeon DLCについて 各1500クラウン
Dungeon DLCについては、私自身がカジュアルなソロプレイ志向(ぼっちプレイとも言う)のため、ESO Plusのフリートライアルで少しやっただけであるから、まとめて紹介する。まず知っておいてほしいのが、Dungeon DLCのダンジョンは、通常のダンジョンに比べて難しいということ。ダンジョンの難易度はノーマルかベテランという難易度に分けられる。ベースゲームのノーマルのダンジョンならダンジョンファインダーで組んだ野良PTでも余裕でクリアでき、ベテランは予習が必須であったり、装備が整っていないと厳しい、という認識が普通である。しかし、Dungeon DLCのダンジョンについてはノーマルですらかなり難しく、野良PTでクリアできることは稀である。
そんなわけで、Dungeon DLCのダンジョンをスムーズにクリアするには予習がほぼ必須であるから、カジュアルプレイ志向な人や、一緒にプレイする人がいない人には向かない。
ただし、その中でも、一番最近出た「Wolfhunter」は、Dungeon DLCの中では比較的簡単なようで、私はダンジョンファインダーでノーマルに挑戦したところ、2つのダンジョンのどちらも(死にまくりながらも)1回でクリアできた。しかし、ベースゲームのダンジョンと比べると難しいのは確実である。
実は、私はESO Plusのフリートライアルの間に、各Dungeon DLCのノーマルをダンジョンファインダーで全てクリアしてしまおうと企んだのだが、結局クリアできたのは「Wolfhunter」の2つのダンジョンだけであった。
Dungon DLCはダンジョンが2つ追加されるだけなのにも関わらず、1500クラウンというそれなりの価格が付けられているので、やはりクリアまでにはそれなりの時間遊べないといけないということで、ベースゲームのダンジョンよりも難しくなっているのかもしれない。
まとめ
ベースゲームは、グローバル版については特にESO Plusに加入するつもりの無い人にESO Collectionがオススメ。常時加入するつもりの人にはSummerset付属版がオススメ。日本語版については選択肢が少ないので、SummersetチャプターをやりたいならSummersetチャプター付属版を、そうでないならベースゲームのみを。
ただし、ベースゲームのボリュームはかなり大きく、それだけでも数百時間は遊べてしまう。それと比べるとそれぞれのDLCやチャプターのボリュームは結構小さいから、人によってはベースゲームだけでもお腹いっぱいになってしまう可能性もある。その可能性が高いと思う人や、それほどやり込むつもりのない人は、ベースゲームは他の付属品が少ない安いものを買ったほうが良いかもしれない。
DLCを購入する場合には、私のようなぼっちプレイの人にはImperial Cityを除くZone DLCがオススメである。他のDLCについては、一緒にプレイする仲間がいないと厳しい。
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