無職期間で気づいたこと

無職になってから1ヶ月強、前職の有給消化モードになってからだと2ヶ月ぐらいになる。
次の働く先は決まったが、この1,2ヶ月で、前職で働いていたときには気づいていなかった色んなことに気づいた。

ニートや引きこもりは辛い?


ニートや引きこもりで人生楽しんでる人はほんの一部なんじゃないかということ。会社辞めたらニートみたいになるから楽しいんじゃないか、働いたら負け!とか思っていたら全く逆だった。楽しかったのは前職の有給消化中のみ。1日中ゲームすることを楽しみにしていたが、ゲームなんかする心の余裕がなくてほとんどやらなかった。何をしていたかと言うと一日中「30代フリーター」「フリーターから正社員」「日雇い バイト」「就活 つらい」「面接 想定問答」「雇用保険 再就職手当」「独居老人の最後」とか延々とぐぐったり、求人情報を延々と見たり、2chの無職・だめ板を徘徊したりしていた。親が大富豪でもない限り、将来への不安は大きいだろうし、自分が働いていない後ろめたさで実家にもいずらいだろう。

自分は就活嫌いで面接恐怖症


自分が就活や面接が大嫌いだということを再認識した。特に面接はやばい。実際に面接が始まってしまえば割と普通に喋れてしまうのだが、実は面接の数日前から非常に鬱っぽくなり心が苦しくなり寝るしかなくなる。食欲もなくなる。そして面接をキャンセルしようか思い悩む。学生のころにも就活で書類選考に通っても何度か面接をキャンセルした。学部時代には就活で精神が辛く寝込んでしまうので大学院進学を選び、大学院時代は推薦で一発で就活を終わらせた。
前職では会社行くのつらいと思っていたが、そのつらさより就活の辛さのほうが何倍も強いということを認識した。在職中であれば仕事の日は辛くとも休みの日はゆっくりできる。しかし、就活中は毎日つらかった。就活の日と休む日とでメリハリつけてできる人なら別なのかもしれないけど・・・
某企業で契約社員で内定を頂いたのだけど、もう就活がしたくなかったのでそこで決めてしまった。次は安易には退職しないと思う。

そして当初考えたフリーランスみたいな生き方も、知人から案件を紹介してもらえない限りは契約が切れるごとに面接のようなものがあるし、その度に精神的に不安定になりそうな気がしたのでちょっと気が進まなくなった。もちろんそれ以前に、前職の直近のプロジェクトで開発みたいなことをあまりやらせてもらえなかったので、入れそうな案件自体があまりないというのもある。
フリーランスは良いコネクションがたくさんない限りは、精神が図太くて自分に自信があって、就職活動も物怖じせず積極的に行っていましたみたいな人が向いてるんじゃないかなあと思った。

自分は親や親戚をすごく気にしてしまう


無職やフリーターであることについて、寛容である人とそうでない人がいる。実は、母方の祖父母は私について「今まで頑張りすぎたんだろう。しばらくゆっくりすればええ」とか言ってくれたと母から聞いたので、彼らは寛容なのであろう。しかし、母は「友達と話すると子供の話になることがあって困る」と言うし、顔を合わせると次の面接の予定とか聞かれて険悪なムードになったりした。そして父方の祖父については間違いなくこういったことに厳格である気配がしており、ほぼ隣の家に住んでいるにも関わらず無職になってから一度も顔を合わせていない。しかし、祖父母も高齢になってきたし、特に父方の祖母については小学校低学年まで一緒に寝てたぐらいおばあちゃん子だったので、死ぬまでにできるかぎりの回数会っておきたいという気持ちがある。さらに、お盆の時期には親戚が集まって食事するのだが、そのときにだいたいおばさんがわしに仕事の話などを振ってくるのだが、その際に気弱な母が泣いてしまうことが想像できた。そんなわけで、退職後は週数日程度の楽な仕事で貯金を減らさない程度に稼ぐといったセミリタイアのような選択肢もあったのだが、普通に顔向けできるようにフルタイムの仕事を再就職先に選んだ。今は、とりあえず祖父母が死ぬまではある程度まともに働いておきたいと思っている。

「快適!自由人マニュアル。」という私が愛読しているブログがあるのだが、まず最初にすべきことという記事の「まず親と同居している人は、「家を出ること」だ。」という主張に、退職前にはあまり納得がいっていなかったが、こういった親族と付き合いづらくなる経験をした今なら大いに同意できる。

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