会社辞めて後悔しないために、やれるだけのことはやってから辞めるべき

先日、大企業の正社員を辞めたのですが、後悔が全く無かったかといえば大有りだよなあと思ったので、とりあえず辞める前にやっておけば辞めずに済んだかもしれないなあという自分なりの反省点をあげておきます。

勤務地の不満


私は通勤時間が1時間半ぐらい、さらに行きのときは電車遅延対策のため、ある程度の時間のマージンを取って始業時間より20分程度早く出社するようにしていたので、行きで1時間50分程度、帰りで1時間30分程度の合計3時間20分程度の時間が浪費されていました。会社から徒歩圏内で住んでる人と比べたら、毎日3時間ぐらい余計に活動しているわけですから、それだけ体もしんどいですし、残業する気もおきません。かといって、全く残業しないと成績も上がらない(上司談)。そんなわけで、勤務地が遠いというのは、会社辞めたい要因の一つになっていました。しかし、ある程度の規模の会社であれば、日本全国各地に事業所があったりするわけです。私の場合には自宅から片道1時間以内で通えるような事業所もありました。私はこういった勤務地変更の交渉をまったくせずに辞めてしまったので、心残りになっています。もし同様の悩みがある方は、会社に勤務地変更ができないか交渉してみて、それでダメだったら辞めてください。

業務内容の不満


IT系の企業で、私は開発を希望していたのですが、プロジェクト内のチーム分けで私は開発ではなくサーバ構築やテスト、その他の雑用など、割と経験としてアピールしずらい業務をするチームへ回されていました。当初はローテーションがあるからしばらくしたら開発もできると聞かされていたのですが、数年間耐え忍んでローテーションが行われることはついに一度もありませんでした。「本当は開発がやりたいのに・・・」やりたいことができないというのが、会社を辞めたい要因の一つでした。半年ごとの上司との面談では、やんわりと開発がやりたいことを伝えていたのですが、効果はなし。私の自己主張が弱すぎるのもよくなかったです。しかし、今思い起こせば、別の方法で開発に食い込むこともできたのかなと思います。開発チームのメンバーはいつも忙しそうにしていて、納期の延期を繰り返していました。そんなわけですし、私は開発チームのメンバとは別に仲が悪くはなかったので、自分がある程度暇なときにこっそり開発チームの手伝いを買って出るとかいうこともできたかもしれません。そうしたらいつの間にか自分も開発チームに入っていたとか、そんなことも正社員なら可能だったんじゃないかと、そう思うわけです。在職中は自分の仕事だけやってりゃいいと思っていたし、周りのほとんどの人もそんな調子だったので、この発想には至りませんでした。派遣とかだったらこんなことはできませんし、プロパー社員だけの特権ですね。業務内容に不満がある人は、自分でどうにか業務内容を変える方法がないか考えてみてください。

辞めることを伝えるのは全ての手を尽くした後にすべき


上記のように、大企業の正社員であれば状況を変えるチャンスは結構あります。しかし、一度辞めると言い出してしまうと、プライドなどもあり引っ込めずらいです。ぶっちゃけ、辞めると言ったくせに撤回するとかっこ悪いと思ってしまいますよね。私は辞めると言って退職願を出し、本当に辞める日が近づいてきたら、「あれ?本当に辞めていいのかな?」と思い悩む日々がありました。しかし、撤回したらかっこ悪いと思って撤回できませんでした。だから、辞めると伝えるのは、現在の状況を変えるためにあらゆる手を尽くした後、もうどうしようもないと思ってからにしたほうが懸命です。また、辞めることを伝えるにしても最初は「辞めようか迷っている」という相談程度にしておいて、辞めるのを撤回する選択肢も残しておいたほうがいいでしょうね。

給料の不満とかだったら難易度が高かったと思いますが、それ以外の自分の不満だったら努力や働きかけ次第である程度改善できたんじゃないかと辞めた後に気づき、もったいなかったなと思いました。
まあ、それでもね、実際に辞めてからでないと実感としてわからないこともあるんでしょうけどね。

これを参考に、後悔のない退職をしていただければ幸いです。

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