日商簿記3級合格体験記

日商簿記3級を受けた。受験日2016/11/20 第144回。

受験の経緯


退職後にフリーランスになるという可能性もあり、もしそうなるとしたら、開業して確定申告で青色申告とかするはず。
その際に簿記の知識があったほうがいいかなと思ったため、受けてみることとした。

正直、ちょっと前まで簿記が何なのかわからないどころか簿記という単語の読み方すらわかっていなかった。

2級か3級でどっちを受けるか迷い、会社の知り合いでどちらも受かっている人にどちらを受けるべきか聞いてみると、3級はほぼ満点で合格してしまい簡単すぎたので2級からでいいのではというアドバイスを受けた。
しかし、勉強期間を1ヶ月(10月に宅建受けてから11月に受験)と定めたため、3級から受けることとした。
2級になるとテキストが3冊(3級の商業簿記、2級の商業簿記、2級の工業簿記)となるため、分量が多く不安もあった。
結局3級を選び、それほど無理なく勉強できたため、3級という選択でよかったと思う。

勉強の進め方


最初の2週間で、通勤電車の中でテキストを1週終わらせた。練習問題は頭の中で解いた。

次の1週間で、通勤電車の中で脳内で過去問を解いた。
また、週末はちゃんと紙に書いて解いてみたが、あまり解けず。計算機の扱いも下手だし、圧倒的に時間足らない。足し算を間違えまくる。しかし、やってるうちにだんだん要領がわかってきた。

例えば、仕訳は全部書く必要がない。第3問の合計残高試算表などは仕訳は頭の中でして、Tフォームを直接書いてしまう。
第五問の精算表作る問題などは勘定科目のかぶる仕訳はほとんどないので、やはり仕訳は頭の中でして、修正欄に直接結果を書き込んでしまって支障ない。
また、回答欄以外でメモのために勘定科目を書くときに、「現金」ならキャッシュの「C」みたいに、省略して書くこと。これは、スクールとかに通って勉強してれば、講師とかがやるから当たり前なんだと思うけど、独学してると意外と気づかないかもしれない。
これらのテクニックによってかなり時間に余裕ができるようになった。

最後の1週間は、ちゃんと過去問題集の解答用紙を印刷して記入して解いた。
実は、ここまでは印刷代がもったいないと思い、ノートに解答欄を手書きしていたが、とんでもなくめんどくさいし、ノートの紙にもお金がかかっているわけなので、ちゃんと解答用紙をコピー機で印刷した。
通勤電車の中で紙に書いて問題を解くというのは困難なので、通勤時間は適当にリラックスして英気を養い、勉強時間は会社の昼休みの1時間を利用した。
ちなみに、元々昼飯は食っていない。
だから、昼飯をちゃんと食べる人はこのやり方だと勉強時間が30分ぐらい減ってしまうかもしれない。

この最後の1週間でようやく、過去問題集の目標時間内に各問題を解けるようになり、合格できそうだという確信が持てた。

結局、最後まで試験時間の2時間通しで過去問を解いてみるということはしなかった。
過去問集には各大問ごとに目標時間というのが設定されていたので、それを目安に解いていた。

ちなみに、第3問や第5問で初めて時間内に貸方借方の合計が合ったのが試験日2日前だった。
ただし、貸方借方の合計は配点がないっぽかったので、合わなくても特に気にしていなかった。

使用した教材(参考書)


サクッとうかる日商3級商業簿記


会社の知り合いにテキスト何がいいか聞いたらオススメされたもの。
実際に本屋行って他のものと見比べてみると分かりやすかったので購入。


日商簿記3級 未来のための過去問題集


上記のテキスト書いた人と同じ著者の過去問。過去11回分入り。他の過去問は見てないので、これが特別良いかは不明。
特に解説がわかりにくいとかいう印象はなし。
でかいので、電車の中では読みにくい。



使用した計算機


CANNONのLS-121TU L
近所のヤマダ電機で特価で680円+税の広告が入っていたのでママンに買ってきてもらった。
他にあまり計算機を使ったことがないので、これが特別良いのかどうかは不明だが、簿記3級には十分だった。
Mとかそういうよくわからないボタンや機能は一切使わなかった。

試験日


試験は午前9時。もちろんママンに起こしてもらい、大学まで車で連れて行ってもらった。
受験地は流通経済大学新松戸キャンパス。
宅建と違ってあまり細かい暗記とかが必要な感触はなかったし、自信があったので、試験直前にテキスト見たりということはほとんどせず。
直前に問題解いてたりテキスト読んでる人たちを「おまいらいまさらそれやってどうにかなるんか」という目で見ていた。
勉強期間が1ヶ月しかなかったのでそれほどプレッシャーかかってなかったというのもある。

机には受験票とともに本人確認できるものを出しておかないといけなかったので免許証を出していたが、免許証の写真がきもいので嫌だった。

結局試験は40分ぐらい残して終わったので、純損益の計算が合わなかった第5問を丸々解き直し、さらに一通り見直ししてまだ時間がかなり余っていたので、自己採点できるように解答をできるだけメモ用紙に写すなどした。

このとき、満点なんじゃないかと期待していたのだけど、あとで解答速報を見て自己採点すると、第1問の最初の1問目で、売り上げたときの話を仕入れのときの話だと勘違いするという圧倒的なケアレスミスをしており、満点の夢はもろくも崩れ去った。そこ以外は特に問題なさそうだった。

試験結果


商工会議所によるかもしれないが、私の受けたとこでは成績照会がウェブ上で可能だった。
受験番号、生年月日、照会番号などを入れると成績が見れる。
私は照会番号をどこにもメモっていなく、なんぞこれ?という感じであったが、心当たりのある番号を適当に入力していたら何度目かで成績を閲覧することができた。

成績は、以下であった。
問1.16
問2.8
問3.30
問4.12
問5.30
合計点 96

やっぱり、自己採点の通り問1だけ1問間違えたようだ。くやしみ。
私の受けた区域を管轄する松戸商工会議所での合格率は43.8%だったとのこと。
つまり、今回は結構簡単だったようだ。

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