受験理由
親が不動産屋をやっているため、会社辞めたあとにいざとなったら継げるようにという保険として受験。しかし、不動産屋は知らない人とお話しまくらなければいけない仕事だから、アンチソーシャルな私には結構つらそうだし、やるにしてもお手伝い程度になるかもしれない。
参考書
少なくとも過去問については新しいものを買ったほうがいい。過去問過去10年分をやってみた感じ、最近は数年前にはなかった出題形式(民法の条文に規定されているか否か)が出てきていたり、単純な4択ではなく、選択肢のうち正しいものはいくつあるかとか、正しいものの組み合わせはどれか、といった、全ての選択肢の正誤を判定しないと答えらない問題の割合が増えて来ていたりと、宅建の試験問題は年々少しずつ変化してきている。
もちろん、過去問以外の参考書についてもできるだけ最新のものを使ったほうがいいが、1年とか2年とか古いぶんには問題ないと思う。
以下に、私が使用した参考書を挙げていく。使ったのは3冊。
らくらく宅建塾
本屋で何冊か比べてみて、文章が一番すんなり頭に入ってくる気がしてわかりやすかったのでこれを選択。普通に読み物としてもおもしろい気がする。ちなみに、Amazonで2年前ぐらいのものを中古で購入した。本体155円+送料257円の合計412円。
実際の過去問をやってみた後に見返したときの不満点としては、覚える必要無さそうなことをさも重要そうに書いてあったりすることがある。例えば用途地域ごとの建ぺい率の数値など。しかも語呂合わせつき。こんなの過去問では問われなかったような・・・。もしかしたらもうちょっと昔の過去問では問われたのかもしれない。
最初に読んでいるときには何が本当に重要なのかよくわからないので気づかないが、過去問をやったあとに読んでみると、どうでもよいとこが強調されてるんじゃないかというのが結構あるかもしれない。そのため、語呂合わせを最初から気合い入れて覚えるのはやめたほうがいい。実際に過去問をやったあとに必要があると思ったもののみ覚えること。ちなみに、私は一つも覚えなかったので、別に全く覚えなくても大丈夫。
以上のように不満点はあるが、わかりやすく書いてあるので最初のとっかかりとしてはとても良いと思う。
ちなみに、一問一答や過去問を始めてからは、わからないとこはネットで調べて理解していたので、これ以外にテキストは購入しなかった。
パーフェクト宅建一問一答
パーフェクト宅建、通称パフェ宅の一問一答。本屋で見比べたりは特にしていなく、Amazonでレビューなどを見て、一番収録問題数が多そうだったため選択した。昨年度のものを中古で購入。本体862円+送料350円の合計1212円。
見開きで左に問題文、右に正解と解説文が載っている。右側の○×がわからないように紙で隠してやった。
解答の解説などはかなり簡単なもので、すごくわかりやすいとは言えない。いくつか解説を見てもよくわからず、ネットで調べて理解したものもある。しかし、問題収録数が多いしそんなにこった解説をするスペースもないので仕方ないかなとは思う。問題は十数年間の過去問から厳選しているし、総合的にみて悪くない本だと思う。
パーフェクト宅建過去問10年間
過去問が10年分入っている。本屋で特に他の過去問集と見比べたりはしていないが、パーフェクト宅建一問一答が個人的にそれほど悪くなかったと思うので、同様にパーフェクト宅建シリーズのものを購入した。これについては中古ではなく最新のものを購入。
内容は他と見比べてないのでなんとも言えないが、可もなく不可もなくという感じじゃないだろうか。一問一答と同じく、解説はそれほどわかりやすくは書いてないと思う。法改正などにより記載を変更した問題はちゃんと印がついていてわかるので、そこらへんは安心できる。
勉強の軌跡
勉強は2月ぐらいに開始した。つまり、勉強期間は8ヶ月程度と、結構余裕のあるスケジュールだったと思う。
まずは通勤時間に電車の中でらくらく宅建塾を読んでいた。結局2,3週した。
3週目の途中ぐらいで一問一答を購入。Amazonで購入履歴を確認すると、4月中旬だったようだ。それからは過去問を買うまでに電車の中で一問一答を2,3週した。
7月に過去問10年分を購入。力試しと思い、早速最新の過去問(27年度のもの)をちゃんと時間を測ってやってみると、ぎりぎりだがいきなり合格点がとれた。それまでやっていた一問一答は過去問で構成されているのだが、一年古いのを使っていたので、過去問で最初にやった27年度の問題は入っていない。そのため、一問一答をやるだけで受かる可能性もあると言える。短期間の勉強で受験する人は参考にしてほしい。もちろん、言うまでもなく、試験形式になれるためにも過去問をやる時間があるならやったほうがいい。
過去問10年分は結局3週した。1週目と2週目では大きく点数が伸びたが、2週目と3週目ではそれほど大きく伸びないどころか、年度によっては1点下がるとかいうこともあった。ちなみに、合格点のボーダーを下回ることはなかった。
過去問は解答を紙に書くのが面倒だったので、Googleの提供しているスプレッドシート(エクセルみたいなもん)のサービスを利用した。これに1から50まで番号を書いて、解答を書いていった。これなら過去の解答もすぐに見れるし、成績をまとめておくことで自分の成長もわかるのでよいと思う。計算とかは素直にノートに書いた。
統計については、試験前日に宅建の情報などを発信しているブログやYoutubeの動画をチェックして、統計値が上がったか下がったかを把握すれば十分だった。ちなみに、過去問をやるときに統計については間違っても特に気にしないことにしていた。
実際の試験の解き方
過去問はスプレッドシートでやっていて、実際にマークシートにマークしたり、問題文に書き込んだりという経験がなかったので少し不安があったため、試験前に、問題用紙にどのように書き込みをするかなどを頭の中でシミュレートしておいた。
実際にやった方法は、まず、問題文を読んで、「正しいものは」とか「誤っているものは」のような正解を見つけるのか誤りを見つけるのかという判断をつける部分に線を引いて、正誤を逆にして誤ってしまうというケアレスミスを防ぐ施策を行った。
選択肢の番号の左側に○か×を記述、解答がわかった時点でその番号を丸く囲って次の問題へ進んだ。ちなみに、自信がない場合には「○?」とか「×?」といったようにハテナマークをつけておいた。また、自信がない問題には問題番号の横にもハテナマークをつけて、見直しのときにすぐ戻ってくれるようにしておいた。
時間短縮のため、マークシートへの書き込みは、問題を一通り最後まで終えるまでは一切しないことにしていた。一応、時間が足りなくなってきたら最後まで解き終わる前にマークシート塗り作業へ移る心構えをしていたが、結局ある程度時間に余裕を持って終わることができたので、一通り終わってから、まとめてマークした。
解く順番については、まず統計をやってそのまま最後の50番まで解き、そのあと1番から順番に解いていった。
ある程度時間が余ったので見直しをしたが、明らかに自分の解答が誤っているというのは見つけることができなかった。どっちかわからない、微妙、というのはあったが、見直しで解答を変更したことにより誤りとなってしまうのが嫌だったので、結局解答はひとつも修正しなかった。
結果
試験当日に帰ってから資格学校の解答速報を見てやった自己採点は39点だった。過去問10年分を3週もしたので、40点以上は楽に取れるんじゃないかと思っていたのでちょっと残念だった。
ボーダーは35点だったようで、普通に合格していた。
合格証書は合格発表当日に届いたのでちょっとびっくりした。そんなに早くくるんか。
感想
さて、私は実務経験がないので、試験に合格しただけでは宅建士の登録はできず、登録するつもりがあるなら登録実務講習というのを受けなければならないのだが、どうするかな。結構お金がかかるようだが・・・
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