プッシュアップバーと倒立バーは、一見同じようなものに見えますが、倒立やプランシェをする予定がある場合、プッシュアップバーではなく倒立バーを買うことをオススメします。理由は以下です。
※この記事では一般的なプッシュアップバーについて書いていますが、プッシュアップバーには様々なタイプのものがあるため、その中にはこの記事の記載に当てはまらないプッシュアップバーがあるかもしれないことにご留意ください。
太さが違う
一般的に、プッシュアップバーの方が持ち手の直径が細く、倒立バーの方が太いです。
私が購入したプッシュアップバーは持ち手のスポンジ部を含めると直径3.5cmぐらい、スポンジ部を含めないと3cm弱でした。一方、私が後日購入した倒立バーは4cm弱でした。
細いと何が問題かというと、手の平が痛くなります。プッシュアップする程度なら平気かもしれませんが、倒立などで全体重をかけるとバーが手のひらにめり込んで痛くなります。私はプッシュアップバーで倒立の練習をしていたときは、バランスを取ろうとすると手の平の骨がバーにゴリゴリして痛かったです。
倒立バーでもまったく痛くないということはないですが、プッシュアップバーよりはだいぶマシです。
また、めり込みの痛みだけでなく握りやすさに関しても、倒立バーの直径の方がほとんどの成人には握りやすいものになっていると思います。
プッシュアップバーでの倒立はほとんどできなかったのですが(うまくいって10秒ぐらい)、倒立バーが届いたその日に倒立バーで倒立をしてみたら、びっくりするほど静止できました。これには握り手の太さが大きく関係していたと思います。それまで、「床で倒立するよりバーで倒立した方が握れるから楽だ」とか「バーの方がやりやすい」という噂を聞いても、自分はプッシュアップバーでやるより床でやるほうがやりやすかったので、ずっと疑問に思っていたのですが、倒立バーを使って初めて納得できました。それ以降、倒立やプランシェでプッシュアップバーは一度も使っていません。
持ち手の素材
プッシュアップバーの握り手にはスポンジのようなものがついている場合が多いです。スポンジがついていると、倒立やプランシェなどバランスを取る必要がある種目をする場合、安定させるために余計に握り込む必要があります。スポンジのような柔らかいものがついた箇所を握るのと、硬いものを握るのとを比較したら、どちらが安定するかは容易に想像できると思います。
私はプッシュアップバーでタックプランシェの練習をしていたときに、左手前腕の腱を痛めてしまいました。おそらく直径が細いために握り込んでしまうことか、スポンジがついているために余計に強く握り込む必要があったことのどちらか、または両方が影響していたと思います。強く握りすぎであることの自覚もありました。床でやれば大丈夫だったので、その後しばらくタックプランシェの練習は床でやっていましたが、治ったかなと思ってプッシュアップバーでやるとまた再発していました。しばらく後に倒立バーを買い、それでプランシェの練習もしていますが、現在のところ再発していません。
以上が、私が倒立やプランシェをするならプッシュアップバーより倒立バーの方が良いと思った理由です。安物買いの銭失いにならないように気をつけてください。私は貧乏性なのでよくやりますが。もちろん、倒立やプランシェなんかやらないよって人はプッシュアップバーで良いと思います。
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