例えば、こういうことはないだろうか。
- 5年前にNISA枠で買ったものの、現在は似たような投資信託でもっと信託報酬の安いものが出ているから、乗り換えたい。だからロールオーバーはしたくない。
- 課税口座にもNISA枠で買ったものと同じ投資信託があるため、課税口座へ移されてしまうと、元から課税口座にあった分と統合された平均購入価額になってしまい、課税口座移行後に即NISA分を売ったとしても、税金がかかってしまう。
自分はこのようなケースだったため、ロールオーバーには申し込まず、課税口座に移される前に売ってしまった。この売却資金を来年のNISA購入費用にあてる予定だ。
楽天証券で本日2018年12月20日に解約注文を入れたところ、引き渡し日(受渡日)は12月28日だった。楽天証券には確認していないが、引き渡し日が来年になってしまうようだと解約できずに課税口座に移されたり、今回期限切れになるNISA枠ではなくその翌年分のNISA枠から売却されてしまう可能性もあるから、早めに取引したほうが良い。
ちなみに、何年分のNISA枠でどれだけの資産があるかは、以下のように確認できる。(インターフェイスは2018年12月時点の楽天証券のもの)
まず、ブラウザ画面上部のタブの「NISA つみたてNISA」を押し、さらに「年別保有商品」を押す。
スクロールすると以下のような「年別保有商品詳細」の画面が出てくるので、プルダウンメニューから照会したい年数を選択する。すると、その年のNISA枠の各銘柄の保有口数を確認できる。
解約の際は、NISA枠から解約しようとしていることをよく確認すること。
解約時、何年のNISA枠から売るかという選択は出てこない。古い枠から優先的に解約される。そのため、複数年に渡って購入している銘柄を1年分だけ売りたい場合は「全部解約」ではなく「一部解約」を選択し、先程確認した保有口数分を入力して解約すること。
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